小林浩美 家庭でもできる上達法

小林浩美 家庭でもできる上達法

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新型コロナウイルス「COVID(コビット)-19」により外出自粛中の2020年5月3日、毎日新聞に元女子プロゴルファー小林浩美さんによる「家庭でもできる上達法」という記事が載ってました。

小林浩美さんは「日本女子プロゴルフ協会会長」という役職の立場から（新聞掲載時）、ツアー中止が続いている状況への「お詫び」とともに家庭でもできるゴルフレッスンを示してくれたのです。

内容的にもシンプルでわかりやすかったので、「自分のための備忘録」という位置づけで同記事を紹介（転載）します。

---------- ここから紹介（転載） ----------

19番ホール

新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、ゴルフ界も大きな影響を受けています。
国内ではＬＰＧＡツアーが開幕戦から中止が続いています。
大会の開催を心待ちにしてくださっているファンの皆様には、ご心配とご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っています。

現在、全国に緊急事態宣言が出され、自己管理はもとより行動の抑制が求められています。
そんな中でいかに心身の健康維持に努めるかはとても大切であり、工夫が必要です。
そこで、家庭内でもできるゴルフ上達法をご紹介しましょう。

まずはショット編。
スイングの基本的な部分を「点」として捉え、それをつなぐ方法です。
「点」とはスイング中に静止する三つの部分。
①アドレス②トップ③フィニッシュ----でのそれぞれのグリップの位置が、三つの「点」です。

まずは3点を直線でつなぐようにスイングします。
グリップ位置に焦点を当てたスイングは、小手先での小さな動きに惑わされないため、体全体を使った大きな動きを習得するのに役立ちます。

アドレスでのグリップ位置からスタートし、トップのグリップ位置、そこから一気にフィニッシュのグリップ位置までつなげながら、1、2、3とリズム良く体の回転と連動させます。
3点が決まると、どこにグリップを持っていくべきかが明確になるため、スイングに迷いがなくなります。

3点の位置の目安もお伝えしましょう。
右利きのゴルファーの場合、アドレスでのグリップ位置は左太ももの中心、ズボンの内側が目安です。
トップの位置は左腕が真っすぐに伸びた状態で、右耳と右肩の真ん中あたり。
両肘が折れて右耳に近づくと、すくい打ちになりやすいので注意しましょう。
フィニッシュは飛球線に対して両肩が直角になるように、クラブヘッドはボールがあった所を指します。
右肘は伸びきらず、やや曲がっている状態が良いでしょう。
左肘は直角に近い曲がりが理想です。

この3点のグリップ位置に、肩と下半身の回転を組み合わせて毎日50回、素振りをしてみてください。
すぐにもナイスショットの快音が聞こえてきそうですよ。

（日本女子プロゴルフ協会会長、日立グループ所属 小林浩美）

---------- ここまで紹介（転載） ----------

 

ポイントは体全体を使った「大きな動き」ですね。